➀自分の身体の状態に気付く…の続き
こんにちは、代表の松本です。
「骨盤の歪みが気になる…」と相談される方は多いです。ただ、実際に骨盤がどう歪んでいるのかは、自分でもよくわかっていないことがほとんどだと思います。
実際に骨盤が歪んでいることに気付いたというよりかは、『産後に骨盤矯正は必要だ』という情報を耳にして、その不安から歪みを気にしてしまうのではないかと思います。
結論的には、
産後に必ずしも骨盤矯正が必要というわけではありませんが、しておいたほうがいいケースが増えているように思います。
産前産後の骨盤の歪みについては別のところで詳しくお話させていただきますが、
そもそもなぜ骨盤が歪みがあるとよくないのか。
理由は沢山ありますが…例えば、骨盤は『脊柱』と『股関節』と繋がっているからです。
図のように、骨盤の中央にある仙骨は脊柱に繋がりますし、左右の寛骨は股関節に繋がります。
『骨盤が歪む』ということは、骨盤の中心にある『仙骨がズレる』ということです。その歪みが脊柱全体に連続して伝わっていきます。
脊柱には自律神経が存在していますので、脊柱が歪むことで自律神経が正常に働きにくい状態になり、ストレスや疲労を感じやすい身体になります。
また、骨盤の歪みに股関節が反応することで、『内股』『がに股』『X脚』『O脚』など、下肢全体の歪みの原因にもなります。
下肢の歪みは、下肢の『身体を支える力』を弱めてしまい、腰や上半身の負担を増やすことにもつながっていきます。(これが腰痛や手の腱鞘炎の原因になります。)
身体全体のバランスを整えるためにも、骨盤を正しい位置に修正することはとても大切なことです。
ただし、骨盤が歪んでいるからといって、必ずしも症状が出現するわけではありません。
骨盤が歪んでいる状態に『睡眠不足』『栄養不足』『運動不足』『過度な不安』など、その他の様々な要因が加わることによって、はじめて症状が起こります。
産前産後の期間は、どうしてもこれらの要因を受けてしまいます。その影響に少しでも負けないようにするためにも、フィジカルケアを通して骨盤の歪みを少しでも改善しておくことをお勧めしています。