整体サロンkaede代表の松本です。
下肢の歪みの一つに『O脚』があります。
O脚は『膝』の問題だと思われがちですが、
実は全身の影響を受けて起こっています。
今回はO脚の原因【股関節まわりの筋力低下】について解説していきます。
O脚にならないために重要な筋肉
・骨盤底筋群
・腸腰筋
・股関節の外旋六筋(梨状筋 他)
これらの筋肉は体幹や骨盤、股関節にまつわる筋肉です。
O脚の方は、これらの筋力が弱っていたり力が出しにくい状態になっているケースが多いです。
例えば、
骨盤底筋群が筋力低下を起こすと、
内臓と重心が下がり、バランスをとるために下肢が広がってしまうことで、
O脚になっているケースもあります。
内股の人はO脚になりやすい
〈身体を支える2つの方法〉
1.『筋性支持』…筋肉を頼った支え方
2.『骨性支持・靭帯支持』…骨や靭帯を頼った支え方
身体を支えるために必要な筋肉が弱ったり発揮しにくい状態になると、
『筋肉』ではなく『骨や靭帯』に頼ることになります。
股関節は、内側に捻った方が安定するという特徴があるため、
『内股』にした方が股関節まわりの筋肉を頼らずに体重を支えることができます。
また、
太ももの外側には『腸脛靭帯』という大きな筋膜があります。
外側に体重をかけることで、筋肉ではなくこの腸脛靭帯に頼りやすくなります。
つまり、
O脚のように、内股の状態で太ももの外側に体重をかけた状態が、
体幹や股関節の筋肉にとっては『楽』な状態になります。
骨性支持・靭帯性支持のメリット・デメリット
人間には『楽』をしたがる性質があります。
筋肉を使わないほうが『楽』というメリットがありますが、
その分、骨・靭帯・関節に負担が集中することになるため、
O脚のように関節が変形したり、関節痛などの原因になってしまいます。
理想は『筋肉と骨がバランス良く支えている状態』
人間は弱い部分を上手く補うのがうまいのですが、
結局は変形や痛みなどを引き起こしてしまうことになります。
身体の構造を整えて、ピラティスなどで弱った筋肉を働きやすくすることで、
バランスの取れた身体を作ると、O脚は結果的に改善していきます。
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