整体サロンkaede代表の松本です。
猫背を気にされている方がとても多いです。
姿勢が悪い=猫背というイメージがあるからかもしれません。
結論から言うと、
猫背を気にしすぎて背筋を無理に伸ばそうとすることで、
かえって不良姿勢になり、肩こりや腰痛を引き起こしているケースがとても多いです。
今回はその誤った猫背のイメージを改めてもらうための解説をさせていただきます。
~猫背の話~➀猫背の誤ったイメージ
猫背とは、写真のように脊柱が後方に弯曲して、
頭部が前方へズレたり、身体の各部位が過度に曲がってしまっている状態のことを指します。
背中が丸くなる=猫背と思われがちですが、実際は少し異なります。
背中には24個の椎骨で作られる脊柱があります。
(頸椎7個・胸椎12個・腰椎5個)
正常の脊柱をよく見てみると、胸椎はもともと後方にカーブしています。
(これを胸椎の後弯と言います。)
猫背を気にするがあまり、この胸椎の後ろカーブまで無くしてしまうと、
正常な脊柱とはいえない状態になります。
この胸椎の後弯が減少した状態を平背(フラットバック)といいます。
正常な脊柱とは、
頸椎が少し前弯、胸椎が少し後弯、腰椎が少し前弯した状態を指します。
(これを脊柱の生理的弯曲といいます。)
良い姿勢とは、
脊柱が生理的弯曲の状態にあることであり、背筋が伸びていればいいということではないので、
無理して良い姿勢を取ろうと意識し過ぎないように、注意が必要です。
良い姿勢はあくまでも無意識に取ることが理想的なので、
整体で身体を構造的に整えつつ、コア(インナーマッスル)が働きやすい状態を作ることが大切です。
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