before→after【産後8か月 動作時の強い腰痛】

産後8か月、40代前半の女性の方です。
立ち上がり時などに生じる、強い腰痛がお悩みで来店されました。

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産後の場合、骨盤に焦点を当てると、腰痛の原因はざっくりですが4つのパターンに分かれます。
(症状が強い場合、パターンが混同していることが多いです。)

➀骨盤帯の靭帯などが緩んでいるケース
②骨盤帯の筋力が弱くなっているケース
③骨盤帯の筋肉などが硬くなっているケース
④構造的に問題はないが心的ストレスが強いケース

今回は①+②+④が混同しているケースでした。

こういった場合、骨盤周りをほぐしたりストレッチをすると
かえって痛みが増強するリスクがあるため、
④に注意しつつ、筋力を発揮しやすい身体にしていく必要があります。

(…にもかかわらず、以前別のところで「ボキッ」とする整体を受けて以来、腰の調子が悪いようです。)

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詳細は記載できませんが、心的ストレスはかなり強めのケースでした。

ストレスや不安などには、痛みや炎症を増強させる作用があります。

ストレスの元になっている原因や環境を解消することは簡単ではないので…
身体の方を強くして、少しでもストレスや環境に負けない身体作りを目指します。

ピラティスで弱っている部分を強化したいところですが、
いきなり負荷量の高い運動を施しても、インナーマッスルを上手く扱えない状態だと、
かえってアウターマッスルの活動を強めたりするリスクがあります。

整体+マットレベルの運動療法でインナーマッスルが働きやすい状態にした上で、
少しずつピラティスで強度を上げていきます。

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これだけ痛みが強いと、寝返りや立ち上がりなどを不適切な方法で行ってしまうので、運動指導も合わせて行います。

妊娠中や産後の場合は、
足部と股関節の使い方をアドバイスさせてもらうことが多いです。

育児で疲れている時に、マッサージなどで身体をほぐしてほしい方の気持ちもわかりますが、
筋肉を変にほぐしてしまうと、骨盤の不安定性などが増強することもあるため、

ほぐしたりトレーニングをする前に、筋肉や身体を正しく使えるようにしておくことが大切だと知ってもらいたいです。

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